駿河の国からこんばんは 〜学生フォーミュラ大会2022 Rapid Report Vol.5〜
OFRAC TECH DIARY.をお読みいただいている皆様.Guten Abend!
B2の田中です.
さて,「駿河からこんばんは」などとのたまっていますが,私は今大和国にいます.
阪大がある摂津国でもないです.
Vol.4で散々言い訳したとおり,静岡では爆睡し,帰ってきてからもドタバタしていたので更新が遅れまくってしまいました.
普段お読み頂いている皆様,大変申し訳ございませんでした.
本当は一昨日の夜に書こうとしていましたが,履修登録をするのを忘れていたので先に慌てて済ませた後,夢の中に行ってきました.無事留年回避です.
せっかく?更新が遅れてしまったので,大会終了後数日経って思うことなども,合わせて徒然なるままに綴れたらいいなと思います.
さてOFRAC 22 Projectの挑戦はDay 4で終了しました.では最終日に何をしたかというと,他チーム様やスポンサー企業様ブースでの交流が主となります.
普段同業の方と交流したり,企業様と面と向かってお話したりするのはあまりないことです.ですから技術的なディスカッションをしたり,お互いの苦労話を他チームの方と共有できるのはとても楽しく,勉強になりました.
ところで私,ひとつ後悔していることがあります.
それは,あまりにもシャイであるが故,積極的に話しかけに行けなかったこと.
私の悪いところのひとつに,性格が人見知りであることがあります.
折角ここでしか聞けない話を沢山聞ける機会があったのに,自分はシャイだ何だと言ってそれができなかった.今になってみれば,心が狂いそうなくらい後悔しています.来年こそは…と個人的なリベンジを誓いました.
続いて向かったのはスポンサー企業様ブース.
学生フォーミュラのプロジェクトを進めるにあたって多大なるご支援をいただいている企業様や,日常生活でもお世話になっている企業様がたくさん出展していらっしゃいました.
技術的なお話をしていただいたり,学生の将来のキャリアについてご教示いただいたり,企業様のプロダクトの魅力を体感させていただいたり,たくさんのノベルティをいただいたり(笑).
様々な方々との出会い,交流の機会を楽しんだ後,いよいよファイナル・6の走行が始まるということで,動的種目のブースに向かいました.
昨日まで我々が目指していた地.観覧エリアのフェンスの向こうに私達のクルマがいないことに悔しさを感じながらも,栄光のファイナル・6に残った車両のレベルの高さに感心していました.大変失礼ながら,まさに「敵ながら天晴」.来年こそは「あちら側」に残りたいと,強く拳を握りしめた瞬間でした.
そうしているうちに,長いようで一瞬だった?大会の全日程が終了し,結果発表〜!!の時間となりました.
気になる大阪大学 OFRACの結果は…
デザイン 2位
コスト 4位
プレゼン 3位
動的 車検落ちのため出場できず
ベスト三面図賞 3位
ベストコンポジット賞 1位
総合 26位
という結果になりました.
動的種目においては本当に悔しく存じます.しかし,静的審査では実力を発揮できたように思います.
また,22 Projectにおいて最も大きな挑戦の一つである,初めてのカーボンモノコックの採用が,ベストコンポジット賞1位という形で実を結んだことに大変嬉しく思います.
本大会で得た結果,悔しさを来年のプロジェクトに向けた原動力に変えて,OFRACはこれからも歩みを進める,いやアクセルを踏み続ける所存です.
末筆ではございますが,スポンサーの皆様,OBの皆様,FAの皆様,大会関係者の皆様におかれましては,日頃よりOFRACの活動にご理解ならびにご支援を賜りまして,厚く御礼申し上げます.
吹田に帰れば,来年に向けてOFRACは再始動します.
これからもよりよいクルマを作り上げるべく精進してまいりますので,今後とも大阪大学フォーミュラレーシングクラブ OFRACの応援を何卒よろしくお願い申し上げます.
追伸
しばらく静岡の小笠山に山ごもりしていたので,ハイエース(ではなくレジアスエース)に乗って吹田に帰ってきた瞬間,まるでかなり長い間異世界に飛ばされていたような感覚に陥りました.
エコパでの出来事が,すべて夢の中であったかのような錯覚に陥りそうになります.自分のiPhoneのカメラロールを見たり,自分で書いた過去の拙ブログを見たりしてようやく,あの出来事が確かに現実だったのだと思い知らされます.
大会最終日を終え,一泊してから我々は「大阪」大学のある大阪に帰りました.
「無事に家に帰るまでが遠足」というように,「無事にHANDAIクラフトベースに帰るまでが大会」だったのかもしれません.
クラフトベースに帰ってきて積荷のお片付けをしていると,22 Projectで中心を担っていた先輩方は引退され,これからチームの世代が入れ替わることに改めて気付かされたような気がしました.
面倒くさくてサボりたかったため 晩に予定があったため,私はお片付けを早めに切り上げ,帰路につくべく北千里駅に向かいました.
私はホームに滑り込んでくる,年季の入ったマルーン色の電車を眺めながら,今後のことを考えていました.
もうM1の先輩方に甘えていられない.これからは自分たちで未知なる道を切り開かなければならない.
そう思うと,急に不安と期待が私の胸を襲いました.
「自分は23 Projectでやっていけるだろうか…?」という気持ちと,「自分は23 Projectで何に挑戦できるだろう?」という気持ち.
正直今は前者のほうが強いです.偉大な先輩方が引退なさった今,無知で無力な自分に何ができるだろうか.
帰阪したことをさり気なく伝えてくる,オリーブグリーン色のシートに身を委ねながら,1年後の自分を案じていました.
しかし,私が大阪上本町駅に着いて.これまた年季の入った赤白の急行列車に乗り込む頃には,一つの覚悟を決めていました.
「とにかく,自分たちのクルマを速くしてやる」
自分で書いておいてなんとも恥ずかしいです.おそらくAM 04:00に執筆しているからこんな青臭いことが書けるのだと思います(笑).
実は,すでに23 Projectに向けたミーティングが,大阪に帰ってきた翌日行われました.
チーム目標の共有,事務的な作業等様々なことを行いましたが,このミーティングによって,上の暑苦しい覚悟がより強固なものとなりました.
この覚悟が,きっと23 Projectのどこかに息づくと信じて,頑張っていきたいと思います.
余談ですが,このミーティングが終わった後家に帰ろうとしたら,降りる駅よりもかなり遠くまで寝過ごしてしまいました.幸先悪いですね(笑).
これをもちまして,Rapid(ではない)Report &個人的に思ったことを綴った徒然草は以上となります.
ここまでご愛読いただきまして,厚く御礼申し上げます.
次回はまた別の人が,大会について思ったことを共有してくれると思います.
ですので,次回の更新もお楽しみに!!
改めて,OFRAC 22 Projectを応援いただきまして.本当にありがとうございました.

B2の田中です.
さて,「駿河からこんばんは」などとのたまっていますが,私は今大和国にいます.
阪大がある摂津国でもないです.
Vol.4で散々言い訳したとおり,静岡では爆睡し,帰ってきてからもドタバタしていたので更新が遅れまくってしまいました.
普段お読み頂いている皆様,大変申し訳ございませんでした.
本当は一昨日の夜に書こうとしていましたが,履修登録をするのを忘れていたので先に慌てて済ませた後,夢の中に行ってきました.無事留年回避です.
せっかく?更新が遅れてしまったので,大会終了後数日経って思うことなども,合わせて徒然なるままに綴れたらいいなと思います.
さてOFRAC 22 Projectの挑戦はDay 4で終了しました.では最終日に何をしたかというと,他チーム様やスポンサー企業様ブースでの交流が主となります.
普段同業の方と交流したり,企業様と面と向かってお話したりするのはあまりないことです.ですから技術的なディスカッションをしたり,お互いの苦労話を他チームの方と共有できるのはとても楽しく,勉強になりました.
ところで私,ひとつ後悔していることがあります.
それは,あまりにもシャイであるが故,積極的に話しかけに行けなかったこと.
私の悪いところのひとつに,性格が人見知りであることがあります.
折角ここでしか聞けない話を沢山聞ける機会があったのに,自分はシャイだ何だと言ってそれができなかった.今になってみれば,心が狂いそうなくらい後悔しています.来年こそは…と個人的なリベンジを誓いました.
続いて向かったのはスポンサー企業様ブース.
学生フォーミュラのプロジェクトを進めるにあたって多大なるご支援をいただいている企業様や,日常生活でもお世話になっている企業様がたくさん出展していらっしゃいました.
技術的なお話をしていただいたり,学生の将来のキャリアについてご教示いただいたり,企業様のプロダクトの魅力を体感させていただいたり,たくさんのノベルティをいただいたり(笑).
様々な方々との出会い,交流の機会を楽しんだ後,いよいよファイナル・6の走行が始まるということで,動的種目のブースに向かいました.
昨日まで我々が目指していた地.観覧エリアのフェンスの向こうに私達のクルマがいないことに悔しさを感じながらも,栄光のファイナル・6に残った車両のレベルの高さに感心していました.大変失礼ながら,まさに「敵ながら天晴」.来年こそは「あちら側」に残りたいと,強く拳を握りしめた瞬間でした.
そうしているうちに,長いようで一瞬だった?大会の全日程が終了し,結果発表〜!!の時間となりました.
気になる大阪大学 OFRACの結果は…
デザイン 2位
コスト 4位
プレゼン 3位
動的 車検落ちのため出場できず
ベスト三面図賞 3位
ベストコンポジット賞 1位
総合 26位
という結果になりました.
動的種目においては本当に悔しく存じます.しかし,静的審査では実力を発揮できたように思います.
また,22 Projectにおいて最も大きな挑戦の一つである,初めてのカーボンモノコックの採用が,ベストコンポジット賞1位という形で実を結んだことに大変嬉しく思います.
本大会で得た結果,悔しさを来年のプロジェクトに向けた原動力に変えて,OFRACはこれからも歩みを進める,いやアクセルを踏み続ける所存です.
末筆ではございますが,スポンサーの皆様,OBの皆様,FAの皆様,大会関係者の皆様におかれましては,日頃よりOFRACの活動にご理解ならびにご支援を賜りまして,厚く御礼申し上げます.
吹田に帰れば,来年に向けてOFRACは再始動します.
これからもよりよいクルマを作り上げるべく精進してまいりますので,今後とも大阪大学フォーミュラレーシングクラブ OFRACの応援を何卒よろしくお願い申し上げます.
追伸
しばらく静岡の小笠山に山ごもりしていたので,ハイエース(ではなくレジアスエース)に乗って吹田に帰ってきた瞬間,まるでかなり長い間異世界に飛ばされていたような感覚に陥りました.
エコパでの出来事が,すべて夢の中であったかのような錯覚に陥りそうになります.自分のiPhoneのカメラロールを見たり,自分で書いた過去の拙ブログを見たりしてようやく,あの出来事が確かに現実だったのだと思い知らされます.
大会最終日を終え,一泊してから我々は「大阪」大学のある大阪に帰りました.
「無事に家に帰るまでが遠足」というように,「無事にHANDAIクラフトベースに帰るまでが大会」だったのかもしれません.
クラフトベースに帰ってきて積荷のお片付けをしていると,22 Projectで中心を担っていた先輩方は引退され,これからチームの世代が入れ替わることに改めて気付かされたような気がしました.
私はホームに滑り込んでくる,年季の入ったマルーン色の電車を眺めながら,今後のことを考えていました.
もうM1の先輩方に甘えていられない.これからは自分たちで未知なる道を切り開かなければならない.
そう思うと,急に不安と期待が私の胸を襲いました.
「自分は23 Projectでやっていけるだろうか…?」という気持ちと,「自分は23 Projectで何に挑戦できるだろう?」という気持ち.
正直今は前者のほうが強いです.偉大な先輩方が引退なさった今,無知で無力な自分に何ができるだろうか.
帰阪したことをさり気なく伝えてくる,オリーブグリーン色のシートに身を委ねながら,1年後の自分を案じていました.
しかし,私が大阪上本町駅に着いて.これまた年季の入った赤白の急行列車に乗り込む頃には,一つの覚悟を決めていました.
「とにかく,自分たちのクルマを速くしてやる」
自分で書いておいてなんとも恥ずかしいです.おそらくAM 04:00に執筆しているからこんな青臭いことが書けるのだと思います(笑).
実は,すでに23 Projectに向けたミーティングが,大阪に帰ってきた翌日行われました.
チーム目標の共有,事務的な作業等様々なことを行いましたが,このミーティングによって,上の暑苦しい覚悟がより強固なものとなりました.
この覚悟が,きっと23 Projectのどこかに息づくと信じて,頑張っていきたいと思います.
余談ですが,このミーティングが終わった後家に帰ろうとしたら,降りる駅よりもかなり遠くまで寝過ごしてしまいました.幸先悪いですね(笑).
これをもちまして,Rapid(ではない)Report &個人的に思ったことを綴った徒然草は以上となります.
ここまでご愛読いただきまして,厚く御礼申し上げます.
次回はまた別の人が,大会について思ったことを共有してくれると思います.
ですので,次回の更新もお楽しみに!!
改めて,OFRAC 22 Projectを応援いただきまして.本当にありがとうございました.
